2009年 09月 12日
ネッスンドルマ(誰も寝てはならない) |
今日は久しぶりの休日で、可愛い末っ子をだっこして朝寝坊して、それから私の大好きなプッチーニを聞きました。
歌劇 トゥーランドット ズビン・メータ指揮 ロンドンフィルハーモニック
サザーランドのタイトルロール、そして何よりもパヴァロッティのカラフが素晴らしい録音です。しかしこの録音の全曲盤は絶版で、私は米国で探しました。パヴァロッティは、トリノオリンピックで歌ったヒゲの太った歌手、といえばわかるでしょうか。20世紀最高のテノールのひとりでしたが、もうこの世にはいません。
このオペラは数々の名録音があり、マリア・カラスからエヴァ・マルトンに至るまで最高のソプラノが歌ってきた名曲ですが、特に王子カラフ役は「テノール殺し」として知られ、最高に難しい役のひとつと言えます。今まで実演で聴いた中では、まともに歌えたテノールを見たことがありません。録音では、マリオ・デル・モナコからカレーラス、パヴァロッティと最高のテノールの名演を聴くことが出来ます。その中で、間違いなく最高のカラフがこのパヴァロッティではないかと思います。3幕冒頭の有名なアリア「ネッスンドルマ」(誰も寝てはならない)の驚異的なフェルマータは、何度聴いても鳥肌が立つ思いです。
トリノオリンピックで荒川静香さんが急遽音楽を変更して、このトゥーランドットをBGMに金メダルを取ったのも素晴らしい出来事でしたが、イギリスのオーディション番組で、冴えない携帯電話のセールスマンがこの「ネッスンドルマ」を歌い一躍有名になったという出来事も忘れられません。
プッチーニの旋律は、ヴェルディと違って親しみやすいのでそこがまた魅力です。私は、トゥーランドットやマダムバタフライを聴くとき、とても冷静ではいられなくなります。音楽の力、と言うものを感じます。
歌劇 トゥーランドット ズビン・メータ指揮 ロンドンフィルハーモニック
サザーランドのタイトルロール、そして何よりもパヴァロッティのカラフが素晴らしい録音です。しかしこの録音の全曲盤は絶版で、私は米国で探しました。パヴァロッティは、トリノオリンピックで歌ったヒゲの太った歌手、といえばわかるでしょうか。20世紀最高のテノールのひとりでしたが、もうこの世にはいません。
このオペラは数々の名録音があり、マリア・カラスからエヴァ・マルトンに至るまで最高のソプラノが歌ってきた名曲ですが、特に王子カラフ役は「テノール殺し」として知られ、最高に難しい役のひとつと言えます。今まで実演で聴いた中では、まともに歌えたテノールを見たことがありません。録音では、マリオ・デル・モナコからカレーラス、パヴァロッティと最高のテノールの名演を聴くことが出来ます。その中で、間違いなく最高のカラフがこのパヴァロッティではないかと思います。3幕冒頭の有名なアリア「ネッスンドルマ」(誰も寝てはならない)の驚異的なフェルマータは、何度聴いても鳥肌が立つ思いです。
トリノオリンピックで荒川静香さんが急遽音楽を変更して、このトゥーランドットをBGMに金メダルを取ったのも素晴らしい出来事でしたが、イギリスのオーディション番組で、冴えない携帯電話のセールスマンがこの「ネッスンドルマ」を歌い一躍有名になったという出来事も忘れられません。
プッチーニの旋律は、ヴェルディと違って親しみやすいのでそこがまた魅力です。私は、トゥーランドットやマダムバタフライを聴くとき、とても冷静ではいられなくなります。音楽の力、と言うものを感じます。
by speedshopfalcon
| 2009-09-12 11:35
| 音楽