2010年 01月 15日
日本版PAYPAL |
ホリエモンこと堀江貴文ライブドア元社長のブログに、資金決済法に関連した面白い記事を読んだ。要するに、日本版PAYPALを作れないかという話なんだけど、なるほどホリエモンらしい着眼点だと感心しました。しかし、ホリエモンも書いているが「ライフスタイルを変えられない」日本人にこのビジネスモデルが本当に定着するか、ちょっと判らないですね。元々PAYPALはeBAYでの決済の必要性から生まれたのではないかと思うのですが、PAYPAL自身が、ワイヤトランスファーが上手くいかないアメリカでのニッチなビジネスという感じでスタートしたと思うので、決してアタマから新しいビジネスモデルで世界を変えていくぞ!みたいな感じでは無かったんじゃないかな。つまり既存のシステムに挑戦するというよりは必要があって始めたという事だと思うので、そこがビジネスの成功の基本だと思うんですよ。取りあえずネットバンクで間に合うところに日本版PAYPALを持ってくるには、よほど手数料を安くしないと難しいんじゃないかな。それと、本家のPAYPALでは受け取り側が手数料負担する仕組みだけど、やっぱり日本人の感覚からすると相当に違和感が有ると思う。結局、ズブズブでなあなあな日本の銀行業界に風穴開けたいというホリエモンの意気には多少感じるものがあるとして、本当に変えなくてならないのは我々日本人自身の問題だという事でしょうね、残念ながら。
by speedshopfalcon
| 2010-01-15 07:55
| 日常