2010年 04月 01日
今日のわたくし |
皆さんこんにちは。今日はアメリカに来ています。何故かという理由は後程。
昨日は急遽成田に移動して、朝のフライトなので前泊。窓からはこんな風景が。
お泊まりはヒルトン。あまり良い部屋には見えませんが、一応はスイートです。
さて、南ウイングに移動して朝からフライトです。去年クリントン長官から呼びつけられた時は、
官房が政府専用機を出して呉れましたが、今回はプライベートなので大人しく民間機で移動です。
ワシントンダラス(IAD)に着いてワシントンコロンビア行政特別区から、メリーランド州に入ります。
なぜアメリカくんだりまで来たのかというと、先日ローマ教皇ベネディクト16世ご臨席の演奏会があったのですが、その席でベネツィアに住むチェスキーナ洋子伯爵夫人からアメリカ人のチェスター・デールさんという方を紹介頂いたのです。
その演奏会の様子。教皇猊下はまん中のお方、有り難い事です。その時に、デールさんと色々とお話をしていたら、印象派とエコールドパリのコレクションをお持ちだそうで、アメリカも景気が良くならないので少しコレクションを整理しようかしらというお話になり、サザビーズとクリスティーズを呼ぶような事を仰っていたので、それではこの私めにお譲り頂けないでしょうかと言う事で、今日は絵を見せて頂くために出張って来たような次第です。
やっとお屋敷に着きました。立派な門ですね。
お屋敷が見えてきました。なんでも19世紀にホワイトハウスを模して建てられたものだそうで、デールさんは全米でも何本かの指に入るお金持ちなのだとか。まあ、我が家の別荘と大して変わらない位の家かな。
早速デール邸にお邪魔します。玄関を入るとこんな感じ。お花が綺麗です。
で、肝心のコレクションを見せて頂く事に。先ずは、これ。
フィンセント・ファン・ゴッホ「オリーブ畑」1889 年。これは良い絵です。素晴らしい。
同じくゴッホの「Le Mousme」1888年作。これはゴッホの傑作中の傑作です。ゴッホが日本語でムスメという題を付けたこの絵を、どうしても日本に持って帰りたくなりました。
オーギュスト・ルノワール「輪を持つ少女」1885年作。これもルノワールの作品では最高レベル。どうしてこんなコレクションがアメリカに眠っているのか。段々と興奮してきます。
オーギュスト・ルノワール「じょうろを持つ少女」1876年作。これは傑作です。ブリジストンが持ってる「ジョルジェット・シャルパンティエ嬢」と同じ76年の作品で、連作なのかも知れないけれどこれは文句なしに良い作品です。どうもこのコレクションを拝見すると、デールさんは人物画がお好きな様です。
パブロ・ピカソ「Le Gourmet」1901年作。これは良い絵。青の時代の傑作です。
パブロ・ピカソ「ピカソ夫人像」1923年。嘗てウラデミール・ホロヴィッツが持っていて現在はブリジストン美術館に有る「腕を組んで座るサルタンバンク」と同じ線です。素晴らしい。
他にもアメデオ・モディリアニの「スーティン像」、同じくモディリアニの「子供を抱いたジプシー女」など傑作揃いのコレクションでした。肝心の値段は、交渉が難航しましたが15点を450万ドル(約421億円)でまとまりました。藤田と国吉が無いのが残念でしたが、これだけのコレクションをサザビーズなどに出して散逸させるのは忍びない。今回は私もちょっと奮発してしまいました。
疲れたのでホテルを取って休みたいと思います。お泊まりはHOTEL SOFITEL、フランス系の瀟洒な隠れ家ホテルです。
今日は長い一日でした。
昨日は急遽成田に移動して、朝のフライトなので前泊。窓からはこんな風景が。
お泊まりはヒルトン。あまり良い部屋には見えませんが、一応はスイートです。
さて、南ウイングに移動して朝からフライトです。去年クリントン長官から呼びつけられた時は、
官房が政府専用機を出して呉れましたが、今回はプライベートなので大人しく民間機で移動です。
ワシントンダラス(IAD)に着いてワシントンコロンビア行政特別区から、メリーランド州に入ります。
なぜアメリカくんだりまで来たのかというと、先日ローマ教皇ベネディクト16世ご臨席の演奏会があったのですが、その席でベネツィアに住むチェスキーナ洋子伯爵夫人からアメリカ人のチェスター・デールさんという方を紹介頂いたのです。
その演奏会の様子。教皇猊下はまん中のお方、有り難い事です。その時に、デールさんと色々とお話をしていたら、印象派とエコールドパリのコレクションをお持ちだそうで、アメリカも景気が良くならないので少しコレクションを整理しようかしらというお話になり、サザビーズとクリスティーズを呼ぶような事を仰っていたので、それではこの私めにお譲り頂けないでしょうかと言う事で、今日は絵を見せて頂くために出張って来たような次第です。
やっとお屋敷に着きました。立派な門ですね。
お屋敷が見えてきました。なんでも19世紀にホワイトハウスを模して建てられたものだそうで、デールさんは全米でも何本かの指に入るお金持ちなのだとか。まあ、我が家の別荘と大して変わらない位の家かな。
早速デール邸にお邪魔します。玄関を入るとこんな感じ。お花が綺麗です。
で、肝心のコレクションを見せて頂く事に。先ずは、これ。
フィンセント・ファン・ゴッホ「オリーブ畑」1889 年。これは良い絵です。素晴らしい。
同じくゴッホの「Le Mousme」1888年作。これはゴッホの傑作中の傑作です。ゴッホが日本語でムスメという題を付けたこの絵を、どうしても日本に持って帰りたくなりました。
オーギュスト・ルノワール「輪を持つ少女」1885年作。これもルノワールの作品では最高レベル。どうしてこんなコレクションがアメリカに眠っているのか。段々と興奮してきます。
オーギュスト・ルノワール「じょうろを持つ少女」1876年作。これは傑作です。ブリジストンが持ってる「ジョルジェット・シャルパンティエ嬢」と同じ76年の作品で、連作なのかも知れないけれどこれは文句なしに良い作品です。どうもこのコレクションを拝見すると、デールさんは人物画がお好きな様です。
パブロ・ピカソ「Le Gourmet」1901年作。これは良い絵。青の時代の傑作です。
パブロ・ピカソ「ピカソ夫人像」1923年。嘗てウラデミール・ホロヴィッツが持っていて現在はブリジストン美術館に有る「腕を組んで座るサルタンバンク」と同じ線です。素晴らしい。
他にもアメデオ・モディリアニの「スーティン像」、同じくモディリアニの「子供を抱いたジプシー女」など傑作揃いのコレクションでした。肝心の値段は、交渉が難航しましたが15点を450万ドル(約421億円)でまとまりました。藤田と国吉が無いのが残念でしたが、これだけのコレクションをサザビーズなどに出して散逸させるのは忍びない。今回は私もちょっと奮発してしまいました。
疲れたのでホテルを取って休みたいと思います。お泊まりはHOTEL SOFITEL、フランス系の瀟洒な隠れ家ホテルです。
今日は長い一日でした。
by speedshopfalcon
| 2010-04-01 06:18
| 日常