2010年 05月 11日
週末 |
マイナーなイギリスのレース用トランスミッションの不具合をあれこれ調べてる間にも、子供達はそれぞれの分野で活躍中です。小僧は野球の試合、末っ子はピアノのコンクールです。小僧は中3になって、週末は毎週土日に練習試合が一日2試合。可愛い末っ子は週末はコンクールで、見事に最高賞を獲得してきました。4歳でピアノを始めて、とうとうここまで来たかという感じです。審査員の審査用紙の講評を貰えるのですが、タッチの美しさを何人もの審査員に指摘されていました。この子のピアノは俺が何台も何台も試弾してこれしかないと思って決めたピアノで、しかもお金がないのでそれから値切りに値切って大変な思いをして買ったピアノなのです。チークの無垢のピアノで、チッペンデールも飾り縁もないけれど自分で弾いてこれしかないと思って買った楽器なので、思いは特別なものがあります。ピアノの試弾なんて簡単に言いますが、楽器屋の店員さんは皆音大出。その前で片っ端からピアノを弾いていくのはかなり勇気が要ります。ですが、その甲斐あってとうとうこのピアノに巡り会えたのです。娘のために俺も頑張りました(笑)。それと、この子は絶対音感があるので、合唱でも音を取らなくても楽譜を見れば歌えます(親馬鹿)。でも、絶対音感も程度があるらしく、本当に凄い人は電話の呼び出し音も救急車のサイレンの音も全てドレミで聞こえるそうですが、娘はそこまではいかなくて楽譜を見ると音が浮かんでくる位のレベルです。前に本当かどうかテストしたことがあったのですが、俺がピアノでEsを弾くと「ミフラット」、Desを弾くと「レフラット」と答えるのでこれは本物だと確信しました。余談ですが、絶対音感というのは歌やピアノやバイオリンの人は良いかも知れませんが、管楽器の人は無駄な才能になります。移調楽器では、例えばソプラノサックスでは楽譜にドと書いてあるとミフラットを吹かなくてはいけないので、絶対音感がある人は混乱してしまうのです。なので、移調楽器の人は「相対音感」の人が多いようです。これも一つの才能かな。これまた余談ですが、絶対音感を持ってる人が何人もいる合唱団は凄いです、普通はピアノで音取りするか前奏で音を拾うのですが、絶対音感を持ってる人が各パートにいる場合は、いきなりアカペラでドンピシャにハモるので、事情を知らない人が聞くと神業の様に思えるらしいです。昔、早稲田のグリークラブが欧州演奏旅行で、ベルリンフィルハーモニーでこれをやって、ウィーン、ニューヨークと並んで世界で一番シビアなベルリンのお客さんを仰天させたという出来事があったそうです。流石はワセダのグリークラブです。。さて、小僧はこのところずっとスタメンで出ていて、ヒット打ったり調子が出ていたのですが、先日の大事な試合でエラー、、、試合も負けてずっと泣いていました。まあ、そう言う事もある。失敗から何かを学ぶのが大事です。6月の大舞台まで、志高く頑張って欲しいものです。そんな訳で、明日は小僧の家庭訪問、先生に何て言われるのでしょうか、ちょっと心配です。
by speedshopfalcon
| 2010-05-11 20:06
| 日常