2018年 04月 08日
巡礼の旅 |
東北の復興は遠く、特に福島県には果てしない道のりです。今日は夜中に目覚ましを掛けて頑張って起きて、奥様を連れて高速を爆走。着いたところは三春の滝桜。
午前5時半、まだ夜も明けないのにお客さんが沢山来ています。
皆さん、朝日が当たるのを待っている様です。カメラを構えた方が沢山。
ようやく朝日が上がって滝桜に光が当たると、大勢のカメラマンの皆さんが一斉にシャッターを切り出しました。
朝日が当たり、桜の木が輝くように見えます。
千年の間、この桜は何を見てきたのでしょうか。戦争や飢饉など、辛い事や悲しい事も多かったのではないかと思います。地震の後、福島には何も良い事がなかった。滝桜は既に幹が枯れかけて、花も色を失っているけれど、それでも毎年健気に花を咲かせている。この木は只の桜の老木ではない、福島の人々の精神的な支柱なのだと分かります。思わず手を合わせたくなる尊い桜でした。
そして東北道から仙台東道路(三陸道方面)に北上して、塩釜へ。東北の守り神、塩釜神社に参拝します。
去年、生きるか死ぬかの大手術を受けるにあたり、こちらに参拝してから手術に臨みました。元気になって帰って来られたので、奥様とお礼に参った様な次第です。神社から見下ろす海は穏やかです。七年前にこの海が大きく荒れたのがまるで嘘のような平和な風景です。しかし、宮城県の沿岸部を見れば分かりますが、復興の道は遠くまだまだ半ばです。皆さん、被災地に観光で訪れてお金を落とすのが支援ですよ、宜しくお願いします。
神社では結婚式を挙げられるカップルもいらっしゃいました。幸せそうでした。若い方は将来が有って良いですね。若いって素晴らしいです。
あまり将来性の無い中年夫婦は、トボトボと家路に就きました。本日の私は巡礼の旅でした。
午前5時半、まだ夜も明けないのにお客さんが沢山来ています。
そして東北道から仙台東道路(三陸道方面)に北上して、塩釜へ。東北の守り神、塩釜神社に参拝します。
by speedshopfalcon
| 2018-04-08 16:13
| 日常