2008年 10月 12日
今日は |
今日は3連休の中日、奥様と末っ子の発表会に向かう。一応スーツなど着てみるが腹が入らない。。若い頃、川久保玲の服しか着ない等と大きな事を言っていた俺様だが、このぶんでは青山コナカ確実だな。何とか腹が入るスーツを見つけだしてウッとオナカを引っ込めてなんとか着込む。全くバイクの革ツナギじゃあるまいし、スーツ着るだけで大騒ぎです。で、隣の市のホールに向かう。何だかビデオの三脚は乱立しているし、お客は思いきり普段着だし幼稚園の学芸会じゃ無いんだからお前ら1ベルの後で客席に入ってくんなよ。。いよいよ可愛い末っ子の登場、この前買ってあげたドレスも似合う、曲はチャイコフスキー。ハンブルグスタインウェイのフルコンは流石に良い音がする。あんなに練習したのに終わるのはあっと言う間です。
発表会も終わって家に帰り、久しぶりに音楽を聴く。聴いたのはアルバン・ベルクのヴァイオリン協奏曲。色々な事を思う、特に森有正の「バビロンの流れのほとりにて」を思い出す。俺が森有正の名前を最初に見たのは高校生の時、その頃はまっていた原口統三の「二十歳のエチュード」の跋文を書いていたのが森有正だった。原口統三は当時一高生(現在の東京大学教養課程)それまで書いていた文章を全て焼き捨てて、ノート1冊のみこの世に残した。それが「二十歳のエチュード」だった。原題は只の「エチュード」(筆者注:習作の意)それが出版時に改題された、出版したのは書肆ユリイカ、この本が最初の出版だったと聞いている。そのエチュードの最初に出てくる森の跋文は非常に美しく悲しく、高校生の俺の胸を激しく打った。当時森は東大文学部仏文の助教授だったと思う。その後パリに渡り、帰ってくる事は無かった。激しく生きた人達の事を思い、我が身を反省する。
発表会も終わって家に帰り、久しぶりに音楽を聴く。聴いたのはアルバン・ベルクのヴァイオリン協奏曲。色々な事を思う、特に森有正の「バビロンの流れのほとりにて」を思い出す。俺が森有正の名前を最初に見たのは高校生の時、その頃はまっていた原口統三の「二十歳のエチュード」の跋文を書いていたのが森有正だった。原口統三は当時一高生(現在の東京大学教養課程)それまで書いていた文章を全て焼き捨てて、ノート1冊のみこの世に残した。それが「二十歳のエチュード」だった。原題は只の「エチュード」(筆者注:習作の意)それが出版時に改題された、出版したのは書肆ユリイカ、この本が最初の出版だったと聞いている。そのエチュードの最初に出てくる森の跋文は非常に美しく悲しく、高校生の俺の胸を激しく打った。当時森は東大文学部仏文の助教授だったと思う。その後パリに渡り、帰ってくる事は無かった。激しく生きた人達の事を思い、我が身を反省する。
by speedshopfalcon
| 2008-10-12 23:44
| 読書