2008年 10月 14日
昨日は |
ところで、昨日は色々とバタバタしながら奥様の車をリフトに上げてオイル交換。折角なので油にテフロンの粉末を混ぜて入れる。これは工業用のテフロンの微細粉末。なかなか油に混じってくれないが、これを入れると驚くほどエンジンの吹けが変わる。オートメカニックの読者ならば「フロロンNo1」をご存じでしょうが、アレと似たような物です。
俺が最初にこの危ない粉と出会ったのは20年前、現場で非常に難しい仕事をしていたときに色々と試した中でこれを見つけました。その仕事というのはロールのCNC円筒研削なのですが、円筒研削盤のセンター圧力というのは一般にワーク重量の2分の1プラス10から15キロと言われています。しかし、その時にトライしていたワークはLが1600、外径100で両端が30から40と細く、尚かつ真円度0.001、同軸度0.002、円筒度0.003、かつ同軸度と真円度の合計が0.003と言う非常に厳しい物で、あらゆる可能性を探ってトライしていたなかで、センター圧を上げるとセンター穴の油膜が切れることから対策を考えていた時に見つけた物でした。
製鉄所などで用いられる、非常に高価な特殊な用途の耐熱グリース(3キロで15万円くらい)にこのテフロンを同じ体積だけ混ぜ合わせるというとても贅沢なグリースを作って、センター穴に入れる、それだけでロールの円筒研削加工の1サイクル2時間半という長時間、全くカジリが無くなるという驚異的な結果を出してくれました。工業関係の方ならば「ヨドフロン」とかの商品名で工具業者から入手できると思います。
奥様の買い物車にはとても贅沢な物ですが、この粉のお陰でオイル交換は1年に1回か2回です。こんなネタは同業者には秘密にしておきたいんですけどね。。
俺が最初にこの危ない粉と出会ったのは20年前、現場で非常に難しい仕事をしていたときに色々と試した中でこれを見つけました。その仕事というのはロールのCNC円筒研削なのですが、円筒研削盤のセンター圧力というのは一般にワーク重量の2分の1プラス10から15キロと言われています。しかし、その時にトライしていたワークはLが1600、外径100で両端が30から40と細く、尚かつ真円度0.001、同軸度0.002、円筒度0.003、かつ同軸度と真円度の合計が0.003と言う非常に厳しい物で、あらゆる可能性を探ってトライしていたなかで、センター圧を上げるとセンター穴の油膜が切れることから対策を考えていた時に見つけた物でした。
製鉄所などで用いられる、非常に高価な特殊な用途の耐熱グリース(3キロで15万円くらい)にこのテフロンを同じ体積だけ混ぜ合わせるというとても贅沢なグリースを作って、センター穴に入れる、それだけでロールの円筒研削加工の1サイクル2時間半という長時間、全くカジリが無くなるという驚異的な結果を出してくれました。工業関係の方ならば「ヨドフロン」とかの商品名で工具業者から入手できると思います。
奥様の買い物車にはとても贅沢な物ですが、この粉のお陰でオイル交換は1年に1回か2回です。こんなネタは同業者には秘密にしておきたいんですけどね。。
by speedshopfalcon
| 2008-10-14 19:43
| 日常